アジトのネジロ

大阪府岬町で海を目の前にカフェやってます

実録 金目鯛

CAFE´azito のある岬町淡輪には、スーパーが1軒しかないため
普段の買い物はいつも隣町のスーパーに行っています。



そのスーパーで、毎週金曜日のセールの目玉に
「 トロ箱セール 」というものがありまして

地元の漁港で朝漁れたばかりの新鮮な魚がどっさりトロ箱に入って
どれも500円という破格の安さで売られております。


ただ、とても新鮮で安いのですが、漁った魚をそのまま直送のため
ウロコ取りや内臓の下処理などは自分でやらなければいけません。




いつも人だかりの売り場の周りを、ウロウロと不審者のように見回るばかりの私でしたが
なぜか今日の私はいつもと違ったのです。


人だかりが一瞬ひいた隙をついて、売り場にカートを進め
目の前にあった小ぶりの金目鯛が8匹はいったトロ箱をビシィーッと指差し
売り場のお兄ちゃんに、「 これをくれ 」と言い放ったのです。





そして30分後。




台所の流しに転がった金目鯛 ×8 に対峙する私がいました。





金目鯛と言うだけあって、目がでかいです。


8匹がものすごく見つめてきます。





事前にネットで下処理法を調べたところ、ティースプーンを使って
ビニール袋のなかでウロコを取ると飛び散りにくいとあったので実践しました。



お。 なかなかいい感じ。 楽勝や。



と思っていたら


ヒレが指にグッサーと刺さりました。




いっで!! なんやねんヒレ!!





ヒレに気をつけて必死にウロコを取っていたら、
左手の指に新しい感触を感じました。


目玉をガッチリ触っていました。




思わず、「 あ、 ごめん!! 」と口走りました。






そして何とか8匹のウロコを取り終え
ひと皮むけて、ダルーンとなった金目鯛 ×8 と見つめあう私。




次の工程は、本日の最難関であろう内臓処理です。





ネットの工程を参考にすすめようと思いました。




1. まず、エラの付け根を切る。



エ・・・エラ・・・すか。
これ?  このサイドのパカパカした部分の中に付いているヒラヒラ?


魚の下側からこの両パカパカをグイっと開いて、付け根を切るらしいのですが
パカパカをえい!と開いたところ、想像以上に開き、中身が丸見え。



こんなん見たらあかんのちゃうの!? 


そこは隠しておきたい部分ちゃうの!?



またもや魚に「 なんかゴメン 」という気分になりながら
とりあえずなんとなくそれらしきものを切りました。



2. ノドから肛門にかけて切り込みを入れる。



・・・



魚のノドってどこー!!





3. 切ったエラの付け根をつかみ、一気に内臓を取り出す。



うぇー・・・ それ一番遠慮したい工程や・・・。




仕方がない。
意を決して



ギューン!



ズルーン!!



Noooooo!!!!






結果



ごめんやけど。 3工程。 パス。 ムリ。


頭、落とさせてもらってよろしいでしょうか。





とは言っても、内臓を出さなければいけないのに変わりはなく


ズルーン!!


Noooooo!!!


をあと7回ほど繰り返し、なんとかかんとか下処理( と言えるのかどうか )を終えました。




では煮付けにしようと思います。







出来上がり予想図。











実際の図。









しょっぼ!!!





もともと小ぶりの金目鯛を、贅沢にも頭をポーンと落としてしまっているので 
よりいっそう小ぶりに。




Hi! Tom! Is this Koaji?

No, this is KinmeDai.




やあ トムさん。 これは小アジですか?

いいえ、これは金目鯛です。





英語の例文が出来てしまうほどの小ぶり。




しかしながら、私の汗と努力と悶絶の結晶ですので
味がどうであろうと「 美味しいです・・・ 」と夕食時に言わせたいと思います。





いかがでしたか。 
もしあなたが金目鯛をトロ箱で買うことがあったなら
この実録を参考にしていただければ幸いです。




特に


ギューン! ズルーン!


の部分。




CAFE´azito



参加してます。 もう疲れたから今日のおかずは魚とバナナ。









うそ


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